配管とバルブを虫眼鏡で確認するヘルメット姿の担当者のイラスト
イメージ図(AIで生成)
探し方

管工事・設備工事の協力会社の探し方|空調・給排水の業者を見つける方法

目次
  1. 管工事の協力会社が求められる場面
  2. 管工事の協力会社の探し方7つ
  3. 空調・給排水・ガスなど、得意分野の見分け方
  4. 声をかける前に確認すること(チェックリスト)
  5. 関連する記事
  6. 地域の管工事会社を探す

管工事・設備工事(空調・給排水・衛生・ガス配管など)の協力会社は、紹介、業界団体、国土交通省の許可業者の検索、地域の会社の一覧、受発注マッチング、協力会社募集の掲載、展示会 の7つの方法で探せます。探すときの要点は、同じ「管工事業」の許可でも、空調・給排水衛生・ガス配管など、各社の得意分野を施工実績で見分けることです。候補を出したら、公式サイトの施工事例で得意分野を確かめます。給水の工事を任せるなら、工事場所の水道事業者から指定を受けた 指定給水装置工事事業者 かどうかも確認します。指定の有無は、その水道事業者の名簿で確かめてください。建設業許可(管工事業)を見ても、指定の有無はわかりません。

以下、2026年10月時点の制度にもとづいて解説します。

管工事の協力会社が求められる場面

管工事は、建物の設備にかかわる工事です。元請けが協力会社を探すのは、次のような場面が多くなります。

  • 新築・改修の建築工事で、空調・給排水衛生の設備を任せたい(建築の元請け)
  • 設備工事を請け負う会社が、繁忙期に配管工事やダクト工事の一部を外注したい
  • 工場・ビルの設備の更新(空調機の入れ替え、給水管の更新、ボイラーの更新など)で、施工を分担したい
  • 遠方の現場で、地元の水道事業者の指定を受けた会社が必要になった

繁忙期や遠方の現場では、必要な工種と工期を先に整理し、協力会社へ早めに相談しておくことが大切です。

管工事の協力会社の探し方7つ

まずは紹介と公開名簿で候補を出し、公式サイトの施工事例で得意分野を確かめます。新しい取引先を継続して増やすなら、自社の募集掲載や展示会も組み合わせます。電気工事については電気工事の協力会社の探し方で扱っています。

方法 管工事での使い方 注意点
①紹介 既存の協力会社、空調機・衛生器具の販売店、設備資材の商社から紹介してもらう。メーカー系の販売店は、空調の施工店を知っていることが多い 紹介元の取引関係に偏りやすい
②業界団体 都道府県の管工事業協同組合、空調衛生工事業の団体など。給排水の会社は、管工事業協同組合に入っていることがある 公式サイトに会員名簿があるかを確認する。公開の有無は団体による
③許可業者の検索 国交省の検索システムで、許可業種「管工事業」・所在地で候補を洗い出す 空調か給排水かなど、得意分野はわからない
④地域の会社の一覧 地域の管工事会社を並べて、公式サイトの施工事例を見比べる 掲載情報の更新日を確認する
⑤マッチング 配管・ダクトなど工種を絞って募集できる 登録や費用の条件を確認する
⑥募集の掲載 自社サイトで、求める工種(空調配管、給排水、ダクトなど)を明記して募集する 集まるまで時間がかかる
⑦展示会・商談会 設備・空調の展示会、地域の商談会 開催時期が限られる

水道事業者の指定給水装置工事事業者の名簿も、給排水の会社を探す手がかりになります。工事場所の水道事業者の公式サイトで名簿を探し、見つからない場合は担当窓口へ問い合わせます。

空調・給排水・ガスなど、得意分野の見分け方

管工事業の許可は、空調、給排水・衛生、ガス配管、ダクトなど、幅広い工事をまとめた業種です。許可の業種名だけでは、どの工事が得意かわかりません。次の手がかりを組み合わせて見分けます。

得意分野 見分ける手がかり
空調(業務用エアコン、空調配管) 施工事例に空調機の入れ替えが多い。冷媒(熱を運ぶために機器内を循環する物質)の配管の施工経験。フロンの充塡・回収を任せる場合は、施工する都道府県の第一種フロン類充塡回収業者の登録と作業体制
給排水・衛生 水道事業者の指定給水装置工事事業者になっている。給水装置工事主任技術者が在籍。下水道の排水設備の指定工事店になっている
ガス配管 都市ガス・LPガスのどちらを扱うかと、同じ設備の施工実績。必要な資格とガス事業者の施工条件は業務用ガス配管の工事で確認する
ダクト・換気 施工事例にダクト工事、厨房の排気などがある
工場の配管(製造工程で液体・気体を送るプロセス配管、圧縮空気を送るエア配管) 施工事例に工場の配管、溶接の資格者の在籍

公式サイトの施工事例は、写真と工事名が具体的に書かれているかを見ます。「設備工事全般」とだけ書かれている場合は、声をかけるときに得意な工事を聞いてください。

声をかける前に確認すること(チェックリスト)

# 確認すること 確かめ方
1 工事の範囲・金額に応じた建設業許可(管工事業)の要否と、有無・一般/特定・有効期限 国交省の検索システム、許可通知書の写し
2 給水の工事をするなら、工事場所の水道事業者の指定給水装置工事事業者か その水道事業者の公式の名簿
3 下水道につなぐ排水設備の工事をするなら、自治体が指定制度を設けているか、設けている場合は指定工事店か 自治体の公式の名簿
4 資格者(管工事施工管理技士、給水装置工事主任技術者など)の人数 資格証の写し、会社案内
5 社会保険の加入 施工体制台帳(工事の請負関係や施工体制を記録する書類)の記載、加入を示す書類
6 賠償責任保険など、漏水事故に備えた保険 保険証券の写し
7 得意な工事・対応エリア・協力会社として受注しているか 公式サイト、聞き取り

特に2は、別の地域で指定を受けていても、工事場所の水道事業者の指定があるとは限らない点に注意します。指定が必要な工事の範囲・例外と、公式名簿での調べ方は指定給水装置工事事業者とはで確認してください。

社会保険については、国土交通省の「社会保険の加入に関する下請指導ガイドライン」で、元請けは社会保険に未加入の建設企業を下請けに選定しないよう求められています。加入義務のない保険の「適用除外」と、加入義務があるのに未加入の場合を区別し、会社・作業員ごとに適切な保険を確認します。

候補が出たら、「工事場所・工期・任せる施工範囲・図面の有無・停止できる時間」をそろえて問い合わせます。受注の可否と得意分野を各社に直接確かめてから、現地調査と見積もりへ進めてください。最初の連絡文は協力会社に初めて声をかけるときの文例を使えます。

関連する記事

この記事では、管工事の協力会社の探し方と、声をかける前の確認だけを扱いました。

地域の管工事会社を探す

候補の洗い出しには、地域ごとの会社の一覧が使えます。許可の業種と有効期限、公式サイトへのリンクを確かめながら、得意分野の合いそうな会社を探してください。なお、給水の工事を任せる会社の指定の有無は、一覧ではなく、工事場所の水道事業者の公式の名簿で確かめてください。

地域の管工事会社の一覧を見る

出典・参考

電気工事・管工事の会社をさがす

「探し方」の記事

探し方の記事をすべて見る →